右翼にも排ガス規制の波 大型街宣車姿消す 徒歩デモ行進の動きも
車の排ガス規制の強化に伴い、右翼団体の街宣活動の象徴的な存在だった大型街宣車が、大阪府内では数台にまで激減していることが29日、府警への取材で分かった。規制対象外の小型車に乗り換えたり、街宣車を廃止したりする団体が相次いでおり、中には徒歩でのデモ行進に切り替える動きも。府では10月から排ガス規制がさらに強化される予定で、府警幹部は「他府県からの流入も含め、府内で活動する大型街宣車はほぼなくなるのでは」とみている。>>続きを読む
警察関係者によると、右翼団体が街宣車を本格的に使うようになったのは、昭和40年代後半から。警察白書には49年に「宣伝カー」の記述が初めて登場した。現在、活発に活動する右翼団体は全国で約900団体(構成員約1万人)で、約1800台の街宣車があるとみられている。